WALTHAM Vanguard ウォルサム ヴァンガード 23石 ダイヤテンプ受け石
これは結構いい値段しましたが、手元に届いた時はいい買い物したな〜と思えるくらいのものでした。
チョットくらい高くても良いものだとうれしいものです。
顔はこんな感じ
裏ブタスクリュウバック開けたところ
文字盤はずしました。かなり綺麗に装飾されています。
文字盤の裏側。ピンが三つ。綺麗に焼けているのようです
機械の横にカバーがついていて、外したところ。迫力ありますね〜。テンプ(機械の右の辺りで回っているパーツ)の石はダイヤです。
歯車の軸にはルビーなどの石が使われていて、磨耗を抑える働きをしています。
この石の数が多いと高級品であるという一つの目安になりやすいです。そのため、段々エスカレートしていって、まったく機能と関係ない所まで石を使いまくった時計も後に生まれました。
この時代だと、油が流れたり、劣化しにくいようにするために、かぶせる様な形で使われ、石の数が増えているようです。
横から中の様子が見えます。
テンプ(2つ上の写真の丸いパーツ。時計の精度をつかさどるパーツです)を外したところも綺麗に装飾されている。すごい!
これは表側。
そして裏にも装飾がっ!すげ〜。現在でここまでやるのはパテックとかランゲ(現代の最高峰「時計メーカー)くらいだとおもいます。
アンクル(さっきのテンプを振らせる為の動力を伝えるパーツ)を組むのが大変難しかったです。
これはレバーセット(時計の時間合わせのやり方の方式。現在はリューズを引いてから回すのが主流)の様子。
レバーを引くとツヅミ(時間を合わせるために切り替わる歯車の名前。鼓の形に似ている為にこの名前になったといわれる)が写真の下の方にずれて切り替えます。レバーセットの方式、初めてみました。
洗浄前なので少し汚れていますが、洗浄したら綺麗になりました。
洗浄して組みあがりました。う〜む。やっぱ綺麗です。