Hampden ハンプデン 23石 special railway 裏スケのケース
3時、6時にヒビ、センターにカケがあります。ブルースチール針はまあまあきれいです。
ジャジャン!手の込んだ装飾の施されたムーブメント。きれいですね〜。
ナンバー1268154は1899年と思われます。
裏スケなので裏ブタを開けなくても機械を眺める事ができます。
文字盤を外したところ。見えないところも仕上げがびっしりと施されています。
なかなか綺麗な状態をたもっています。
文字盤。センターにカケ、3時と6時にヒビがあります。針が付けばセンターはそれほど目立たないと思います。
ゼンマイを巻く歯車(角穴車)は文字盤側にあります。
ムーブメントを出しました。ネジも金色。こだわってますね。
ゼンマイの収まっている歯車(香箱)にも装飾仕上げが入っています。
そして、受けの裏にも装飾仕上げ。
前にも書きましたが、ここまでやるのは今のメーカーではランゲやパテックなどの超高級ブランドくらいです。
う〜む。きれいだ。
受けの裏側にも完璧な仕上げ。すごすぎです。
これはアンクルというパーツなのですが、石の衝撃面が丸くなっていました。
写真では良くわからないかもしれませんが。
石の接触面が丸くなっているのは、油を接触面に寄りやすくするためなのですが、
このような仕上げの時計はかなりの高級ラインの時計にしか見られない物なので、チョット感動です。
この時計は、レバーセットといって文字盤側にあるレバーを引いてから時間を合わせる方式なので、
多くはケースを開けやすくするため、スクリュータイプのケースだったりするのですが、
この時計は、文字盤側のケースもこじ開けで開けるタイプです。
もしかすると最初はスクリューのケースに入っていたのを誰かがムーブメントを見たい、
もしくは見せたい為にケースをスケルトンタイプに入れ替えたのかもしれません。
考えられそうなのが、店頭に飾るなどのパターン。
お店の店頭にこのムーブメントが飾ってあったら、チョット目を留めてしまいそうですし、
お店の人ならこじ開けタイプでもなんてこと無いでしょうし。
あとは単純に時計好きの人が入れ替えたパターン。
まあもしかしたら、最初からかもしれませんけど。。
なにはともあれ、かなり良い作りの時計だと思います。
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