19seiko セイコーの鉄道時計


今回は、日本の鉄道時計です。
日本の鉄道ダイヤを1分単位で動かし、世界一と言われるまでに押し上げるためには、正確な時計が不可欠です。
このセイコーの時計はそんな要望に応えた日本が誇る鉄道時計です。


15石の一つ一つのパーツががっしりとした時計です。


真ん中の赤丸の部分にピンが立っているのが解りますか?これが秒針を止める装置です。
リューズを引っ張るとスライドするレバーがこのピンに引っかかって止まるシンプルな機構ですが、
時刻合わせのためにこんなひと手間入れるあたり、精度に対するこだわりを感じますね。


これは0セットになった状態。秒針が60のところにくると止まります。
DIAFLEXとありますが、これはゼンマイの材質の名前で、切れにくいゼンマイを使用しているという意味だそうです。


これはもっと解りやすく秒針の歯車と押さえるレバーだけの状態。
右のリューズのところのパーツと噛みあってレバーを動かします。


洗浄して組みました。テンプの動きは快調です。


ケースに入れて。無骨な作りですが、信頼できる時計です。

19セイコーの19とはムーブメントのサイズがスイスサイズの19番という意味です09/07/30

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